「二次創作ガイドライン」を「クリエイターガイドライン」に変更し、内容を少し整理しました。
基本的にはこれまでの内容とは変わりません。
じゃ、なんでわざわざ名前を変えたのか?
からすば晴の個人的な心情というか気持ちの整理のようなものです。
からすば晴が製作してきた主なコンテンツはTRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム)というジャンルです。TRPGは、ルールブックに書かれた内容をもとに、ユーザー(人間)がなかば即興で物語を「創り」上げていくものです。
からすば晴はゲームクリエイターだと名乗るし、自分の「コンテンツ」を作ってきた自負があります。
では、コンテンツを元に物語を「創り」上げていくユーザーはただの消費者なのでしょうか?
そんなことはありません。
では世界設定や背景やキャラクターを利用して派生作品を創る「二次創作」でしょうか?
たしかに近いかもしれません。
しかし、TRPGで生まれてくるキャラクターは、シナリオの製作者やプレイヤーの発想が色濃く反映されます。アニメや漫画のキャラクターをそのまま描くタイプの「二次創作」とは、少し性質が違います。
それでも「二次創作」とすることが正しいのかもしれません。通例や法律的には。
それでも、なんとなく「二次創作」とは言いたくない。
ルールブックに描かれたものではなく、ユーザーが「創り」あげたものこそ「作品」「創作物」と呼ぶべきじゃないか。
……と、けっこう長い間思ってきました。
現在はSNSや動画サイトを通じて、誰もが自分を表現できる時代です。
誰もが小さなクリエイターとして、自分の好きなものを伝え、応援し、メッセージを送り、誰かを楽しませることができる時代です。
そんな「いま」。創作性にあふれるTRPGという遊びに関わる人たちは、誰もがクリエイターと呼ぶにふさわしい存在ではないでしょうか。
そう思い、もともとあった「二次創作ガイドライン」を「クリエイターガイドライン」に改めました。
オリジナルのシナリオをアップする。
自分のキャラクターの立ち絵やキャラクターシートをアップする。
セッションの画像をSNSで公開する。
ちょっとしたショート・ショートや短文を投稿する。
「たいしたことじゃない」と思っていることが、誰かを楽しませたり、元気づけることになるかもしれません(からすば晴はエゴサで勇気づけられています。ありがとう!)。
どんな小さなことでも、立派なクリエイターです。
「自信を持つ」ということはなかなか難しいことですが、その根拠のひとつになればいいな、と思います。
そして「コンテンツ」はたくさんのクリエイターに支えられて成長していきます。
TRPGというゲームは、特にその性質が強いものだと思います。
小さなクリエイターのみなさん。
どうか、これからも一緒に「コンテンツ」を育ててください。
よろしくお願いします。
(でもイラストや素材の無断転載はダメですよほんと。
クリエイター同士、作ったものには敬意を払いましょうね)
からすば晴