マモノスクランブル 特性の例

マモノスクランブル

マモノの特徴を表す[特性]の例です。
キャラクターを作る時、これらの例から選んでもいいですし、オリジナルの[特性]を作ってもかまいません。

目次

特性の例:身体(しんたい)

マモノの精神性や特殊な力を表す[特性]です。常に発動しているものか、自分の意思で切り替えられるかは自由に決めてかまいません。

動物頭(どうぶつあたま)
ライオン、豹(ヒョウ)、牛、馬、鷲(ワシ)、鴉(カラス)など、頭部が動物になっているマモノ。魚頭のマモノもいる。

植物頭(しょくぶつあたま)
頭部が植物になっている。薔薇(バラ)、椿(ツバキ)、牡丹(ボタン)、向日葵(ヒマワリ)など、花が多い。花束のように複数の花が組み合わさった頭部のマモノもいる。

虫頭(むしあたま)
蟷螂(カマキリ)、飛蝗(バッタ)、蟋蟀(キリギリス)、蜘蛛(クモ)、百足(ムカデ)など、頭部が昆虫になっているマモノ。

物頭(ものあたま)
カメラ、ラジオ、テレビ、時計、洋燈(ランプ)、絵画、彫刻、宝石など、頭部が物品や物質になっているマモノ。

動物耳(どうぶつみみ)
頭部の形状や眼、鼻、口などの特徴は人間と同じだが、耳だけが動物になっているマモノ。犬、猫、兎、馬など、その種類はとても多い。

単眼(たんがん)
眼がひとつのマモノ。顔の中央にどっしりと大きな眼がついていることが多い。もちろん、小さな眼がちょこんとついている者もいる。

多眼(たがん)
3つ以上の眼を持つマモノ。眼の周辺やおでこについている者と、体中についている者がいる。

角(つの)
頭部に角がある。小さな突起であったり、遠目からでも目立つ立派なものであったり、大きさ・ 形状・ 数はマモノによって違う。鹿のように複雑な形状の角もある。

触角(しょっかく)
頭部から触角が出ている。虫の触角であることが多いが、髪の毛と似た形状の触角を持つマモノもいる。

大口(おおぐち)
大きな口がある。顔にある口が耳まで裂けている者や、胴体や手足などに大きな口がある者がいる。

牙(きば)
鋭く尖った牙が生えている。普段は口内に折りたたんでいたり、必要な時に伸ばしたりするマモノもいる。

長い舌(ながいした)
とても長い舌を持っている。器用に動かして物を掴んだり、引き寄せたりできる。いつも長い者もいれば、普段は短くて伸ばすことができる者もいる。

機械仕掛け(きかいじかけ)
体の内部に精巧な機械が仕込まれている。ゼンマイ、歯車、クランクなどが動いているが、その仕組みは謎だらけだ。

冷たい肌(つめたいはだ)
肌が氷のように冷たい。肌が氷そのもの、というマモノもいる。触れた者にどういった影響を与えるかは任意に決めていい。ひんやりすることもあれば、凍りつくこともあるだろう。

灼熱の肌(しゃくねつのはだ)
肌が炎のように熱い。肌が炎そのもの、というマモノもいる。触れた者にどういった影響を与えるかは任意に決めていい。「あっちい」で住むこともあれば、大やけどを負うこともあるだろう。

樹木の肌(じゅもくのはだ)
肌が樹木や植物になっている。ところどころ蔦(ツタ)が張っていたり、花が咲いているマモノもいる。

無機物の肌(むきぶつのはだ)
肌が金属や鉱物になっている。宝石のように輝いていたり、ガラスのように透き通っていたりするマモノもいる。

不定形の肌(ふていけいのはだ)
肌が水や煙など不定形になっている。体全体がゼリーや粘液になっているマモノもいる。

ねばつく肌(ねばつくはだ)
肌がべたべたでぬるぬるになっている。いつもねばついている者と、普段は乾いていて自由に粘液を分泌できる者がいる。

鱗(うろこ)
体が鱗で覆われている。腕や脚など、体の一部だけ鱗があるマモノもいる。鱗がはがれるのか、脱皮は必要なのか、などは任意に決めていい。

毛皮(けがわ)
体が毛皮で覆われている。腕や脚など、体の一部だけ毛皮になっているマモノもいる。羽毛の場合もある。

甲殻(こうかく)
体が硬い甲殻で覆われている。腕や脚など、体の一部だけ甲殻があるマモノもいる。

尻尾(しっぽ)
腰の後ろから尻尾が生えている。1本だったり、尾の先が分かれていたり、9本あったり、さまざまな尻尾のマモノがいる。

ヒレ
背や腹にヒレがある。水流を制御して素早く泳ぐための部位だが、ピアスやリングをつけてお洒落ポイントにしているマモノもいる。

翼(羽根)(つばさ・はね)
背中から翼や羽根が生えている。鳥に近い形だったり、蝶(チョウ)や蜻蛉(トンボ)のような形だったり、いろいろな形状と大きさがある。

多腕(たわん)
腕が3本以上あるマモノ。肩口から出ていることもあれば、背中や胴から出ていることもある。

触手(しょくしゅ)
自由自在に動く触手が生えている。腕や脚が触手になっているマモノもいれば、背中や頭から触手が生えているマモノもいる。

爪(つめ)
手や足に鋭い爪がある。普段は目立たないが、必要な時に伸ばすことができるマモノもいる。爪とぎや爪切りが必要かどうかは任意に決めていい。

刃身(じんしん)
体に刃がついている。指先や髪の先が刃になっている者や、体から自由に刃を出し入れできる者がいる。

動物脚(どうぶつきゃく)
脚部が動物に近くなっているマモノ。腰から下が馬、蛇、蜘蛛のように動物そのものの形状になっているマモノもいる。

おそろしき
見る者を威圧する、あるいは恐怖心を抱かせるような、おそろしい見た目をしている。

うつくしき
見る者を感動させる、あるいは虜(とりこ)にするような、うつくしい見た目をしている。

つぎはぎ
さまざまな人間、動物、マモノなどの体や器官をつなぎ合わせて作られている。目立つ縫い目があるか、きれいに一体化しているかはマモノによって違う。

巨大な体(きょだいなからだ)
誰もが見上げるほどの、大きな体のマモノ。体が大きいからといって凶暴とは限らない。とても気が小さくて臆病なヤツもいる。

手乗りサイズ(てのりさいず)
人間の手のひらに乗るほどの、小さな体のマモノ。小さいからといって油断してはいけない。とても凶暴だったり、とんでもなく強力なマモノだったりするかもしれない。

特性の例:異質(いしつ)

マモノの精神性や特殊な力を表す[特性]です。常に発動しているものか、自分の意思で切り替えられるかは自由に決めてかまいません。

吸血(きゅうけつ)
人間の血を吸う特性。長期保存できる輸血パックでも問題ないが、生き血が一番美味しいという者が多い。マモノの血はマズいらしい。

吸精(きゅうせい)
人間の精気や生命力を奪う特性。個体によって老若男女の好みがある。近くにいるだけでいいか、特定の行為が必要かはマモノによって違う。

邪眼(じゃがん)
視線に呪いを込める特性。呪いの内容はマモノによって異なる。とても強力だが、けっこう有名なので対抗策も多い。

美声(びせい)
とても美しい声を発する特性。相手の集中力を乱したり、注意を引きつけたり、心を癒やすことができる。

星の加護(ほしのかご)
太陽、月、太陽系の星、星座、はるか遠い暗黒星など、特定の星から力を得る特性。これらの星が出ているとき、強大な力を発揮する。

氷冷の主(ひょうれいのあるじ)
氷や雪などを操る特性。たとえ室内でも吹雪を起こしたり、手にしたものや、ごく狭い範囲を凍らせることができる。

焦熱の主(しょうねつのあるじ)
炎や高熱を操る特性。物に火をつけたり、炎の形状や色を変えたり、逆に消火することもできる。空気だけ暖めることも可能。

雷電の主(らいでんのあるじ)
電気や雷を操る特性。特定の場所に電流を流すことができる。ものすごく精密に操作できれば、電子機器の充電も可能。

風雨の主(ふううのあるじ)
雨や風を操る特性。たとえ室内であっても雨を降らせたり突風を吹かせることが可能。天候だけでなく、川や海や水道の水を操るマモノもいる。

樹木の主(じゅもくのあるじ)
樹や花を操る特性。急速に成長させたり、好きな形に変形させたり、あるいは樹木と会話できたりする。

動物の主(どうぶつのあるじ)
動物を使役する特性。物を取ってこさせたり、戦わせたり、会話できたりする。ただし、本能に逆らうことはさせられない

吸着(きゅうちゃく)
壁や天井などに張り付いたり、歩いたり走ったりできる異質。爪や吸盤を使っているのか、マリョクで重力や引力を操作しているのかはマモノの特性次第。

軟体(なんたい)
とても体が軟らかく、伸縮も可能という異質。狭い場所に入り込んだり、衝撃を逃がすことができる。普段は骨格に支えられていて、その状態から自由に軟体化できるマモノもいる。

美食家(びしょくか)
食事に対して強いこだわりのある異質。味覚が鋭く、味にうるさい者が多い。血液、霊木の葉、仙桃など特定の食べ物しか口にしないマモノもいる。

悪食(あくじき)
ほかの生物やマモノが食べないものを好む異質。骨、石、砂、プラスチックなど、なにを好むかはマモノによって違う。普通の肉や野菜などを食べるかどうかも個体差があり、単純に「なんでも食べられる」マモノもいる。

ばらばら
体がばらばらになっても元通りに戻れる異質。ひとりでに戻るのか、誰かに接着したり縫ったりしてもらう必要があるのかはマモノ次第。ばらばらになっても意識や感覚は保たれている。

まねっこ
動作や口調などのまねが得意という異質。そのまま再現するか、自分なりにアレンジするかはマモノによって違う。

不幸の象徴(ふこうのしょうちょう)
不幸や災いをもたらす特性。自分や仲間の不幸は困るが、敵対者や競争相手の不幸は自分たちを助ける……かもしれない。

匠の技(たくみのわざ)
優れた武器、道具、衣服、住居などを造ることができる。なにが得意分野なのか決めておくこと。

武の化身(ぶのけしん)
剣、槍、弓など優れた武術を習得している。人間が使う武術の始祖となった存在かもしれない。なにが得意分野なのか決めておくこと。

魔道の祖(まどうのそ)
魔術、呪術、占術に関する幅広い知識を有している。魔術師から崇拝される存在かもしれない。

智の先達(ちのせんだつ)
医学、文学(詩学)、数学など学問に秀でている。人間に知恵を授ける存在かもしれない。なにが得意分野なのか決めておくこと。

美の伝道者(びのでんどうしゃ)
音楽、絵画、彫刻などの芸術に秀でている。人間に芸の技や美的感覚を授ける存在かもしれない。なにが得意分野なのか決めておくこと。

特性の例:社会(しゃかい)

マモノの社会的な立場や他者との関係を表す[特性]です。調べものの演出だけでなく、普段の生活をイメージする際にも役立ちます。

ヒマモノ
とにかく時間があり余っている。その時間を趣味に使っているのか、それともダラダラして過ごしているかは好きに決めていい。

かけもち
いくつもの仕事をかけもちしている。毎日忙しいが、そこで得られる人脈や経験は、いざという時に役に立つ……かもしれない。

学生(がくせい)
学生として学校に通っている。小学校、中学校、高等学校、大学、専門学校など、通っている先は好きに決めていい。

教師/講師(きょうし/こうし)
教師として学校で教鞭をとっている。あるいは塾講師や、家庭教師などをしている。勤め先は好きに決めていい。

配信者(はいしんしゃ)
インターネットの動画サイトでストリーム配信をしている。生配信だけでなく、音楽や映像作品も作っているかもしれない。

記者(きしゃ)
雑誌の記者として〈東京〉で起きた出来事を文章にまとめている。自分で写真をとる場合もある。会社の社員ではなく、フリーランスの記者でもいい。

探偵(たんてい)
依頼を受けて他者の秘密を探っている。多くは浮気調査、ペット探し、失踪者の追跡だが、思わぬ大事件に発展することもある。

経営者(けいえいしゃ)
自分の店や会社を経営している。つまりは店長や社長だ。やることが多くて大変だが、毎日が充実しているだろう。

医者(いしゃ)
医者として診療所や病院で働いている。医師免許を得ていない闇医者かもしれない。〈新東京病院〉が〈東京〉で一番大きな病院だが、それ以外にもたくさんの医療施設がある。勤め先は好きに決めていい。

警察官(けいさつかん)
警察官として都民の安全を守っている。交番勤務ではなく刑事かもしれない。どちらにせよ、警視庁に所属することになる。役職や部署などは好きに決めていい。

魔術師(まじゅつし
魔術師として活動している。魔術品の製作や販売、魔術防犯コンサルタント、占い師など、どんな商売をしているかは好きに決めていい。あるいは、商売はせず研究に専念しているかもしれない。

サービス業(さーびすぎょう)
笑顔、時間、言葉、あるいはほかの“なにか” を客に売って対価を得ている。具体的な仕事の内容は好きに決めていい

アーティスト
音楽、絵、パフォーマンスなどを金に換えている。漫画家、ゲームクリエイター、役者なども該当する。具体的な仕事の内容は好きに決めていい。

マスコット
職場や地元のマスコット的存在として可愛がられている。なにかとサービスしてもらったり、お土産をもらったりする。

リーダー
組織や部署のリーダーとして働いている。他者に指示を出したり、意見や報告をまとめたりすることに慣れている。

アシスタント
誰かの補佐役として働いている。知識や技術だけでなく、相手の様子を観察してさりげなく助ける能力が鍛えられている。

犯罪者(はんざいしゃ)
殺し屋、泥棒、詐欺師など犯罪で生計を立てている。裏社会とは切っても切れない縁ができており、かんたんには離れられない。

特性の例:クラン

クランの背景、社会的な立ち位置、雰囲気や備品などを表す[特性]です。
クランの作成時に3つ取得します。これらの例から選んでもいいですし、オリジナルの[特性]を作ってもかまいません。

デカいモニター
拠点にデカいテレビモニターがある。映画を見たり、テレビ放送や動画配信を見たり、いろんな使い道がある。

リッチなソファー
拠点にものすごく座り心地のいいソファーがある。休憩だけでなく、読書、勉強、会議など、いろんなことがはかどりそうだ。

デカいテーブル
拠点にハンパなくデカいテーブルがある。みんなで食事をしたり、ボードゲームをしたり、資料をいっぱい並べて作戦を練ったり、いろんなことに使える。

すごいパソコン
拠点に超ハイスペックなパソコンがある。情報収集、ホームページ製作、ネットゲーム、ハッキングなど、さまざまなことができる。

ヘンテコな置物
拠点にヘンテコな形の置物がある。なんだか見ているといいアイデアが浮かぶ……ような気がする。彫刻、焼き物、プラモデルなど詳細は自由に決めていい。

マニアックな本棚
拠点の本棚に、マニアックな専門書がたくさん並んでいる。専門家の書庫でもなかなかお目にかかれないラインナップだ。読んでおけば役に立つ時がある……かもしれない。

専用スマホ
クランの連絡や作業に使うための、高性能のスマートフォンが配られている。回線が強く、通信を拾われる心配がない。連絡だけでなく調べものでも役に立つ逸品だ。

マイカップ
メンバーがそれぞれ自分のカップやグラスを拠点に置いている。お気に入りのカップを使って一息つけば、いいアイデアが浮かぶこともあるだろう。

みんなで貯金箱
メンバーみんなでお金を貯めるための貯金箱がある。遅刻やミスなどお金を入れる条件が設定されているかもしれない。いざというときは、この貯金箱を開けば軍資金になる……くらい貯まっているといいんだが。

ガラクタ箱
なんだかよくわからないガラクタが放り込まれた箱がある。特定のメンバーにとっては大事な宝箱なのかもしれない。

おなじ趣味
メンバーに共通の趣味がある。趣味を通じて得た知識や、チームワークなどが意外な場面で役に立つ! ……かもしれない。

定位置
メンバーそれぞれに座る場所や立ち位置などが決まっている。定位置にいれば落ち着くし、定位置からズレたり入れ替えたりすれば、新しい発見があるかもしれない。

ひみつの暗号
メンバー同士で取り決めた暗号がある。それを使えばメンバー以外の者に悟られず意思疎通を図れるわけだ。全員が正しく覚えていれば……だが。

通信教育
メンバーのスキルアップのため通信教育を受けている。いろいろ種類があるので、思わぬところで役に立つ……かもしれない。

暴れんぼう
関わった都民たちから「あのクランに関わると、命がいくつあっても足りない」と思われている。悪名もうまく使えば物事を有利に進められるだろう。

なんでも屋
関わった都民たちから「困ったことがあれば、あのクランを頼ればなんとかしてくれる」と思われている。厄介事が持ち込まれるのは困るが、協力者は多い方がいいだろう。

コネ:○○
○○には他のクランの名前が入る。他のクランとのコネクションを表す特性。同盟か、貸し借りか、それとも別の関係か、くわしいことは好きに決めていい。1つのクランごとに別の特性として扱う。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • […] 2:特性を決めよう[特性]はマモノの特徴を表現するものです。[特性]には表現する内容だけがあり、能力値が上がったり、攻撃力が上がったりするようなデータはありません。【身体】【異質】【社会】それぞれに対応していて、キャラクターの作成時は4つ好きな分野に設定できます。ルールブックのP88や紹介ページから紹介している「特性の例」を選んでもいいですし、しっくりこなければオリジナルの[特性]を考えてもかまいません。 […]

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